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【レポート】こども本の森 遠野オープニングセレモニー

7月25日、岩手県遠野市・一日市通りにオープンした「こども本の森 遠野」。今回は、オープンを記念して行われたオープニングセレモニーと周辺各所で催された関連イベントの様子をご紹介します。

こども本の森遠野オープニングセレモニー 

オープン当日は快晴。絶好のお出かけ日和となりました。

晴れ渡った空にまず元気いっぱい響いたのは、遠野三山の伝説を謳った「お山節」。遠野小学校4年生のみなさんが、太鼓とリコーダーの音色に合わせて朗々と歌い上げると、会場からは自然と拍手が起こります。

そのあと、教育保育施設の子どもたち7名によって開会のことばが行われました。

本田敏秋遠野市長からは、東日本大震災において遠野が被災地沿岸部の後方支援拠点となったことがきっかけで、今日までのこども本の森構想があること、またこれまで本事業に関わってくださった方々への感謝のことばが述べられました。そして、こども本の森 遠野を市民みんなの手で育てていきましょうと、あいさつされました。

建築家の安藤忠雄さんは、新型コロナウイルス感染症の影響で今回は残念ながら会場にはいらっしゃることができませんでしたが、お送りいただいたメッセージが紹介されました。

つづいて行われたのは、こども本の森 遠野のキャラクター愛称命名者の表彰。

愛らしいキャラクターを描いてくださったのは、画家の菅野麻衣子さんです。むくむくと育っていく豊かな森に、どこからともなく集まってきたなかまたちをイメージして描いていただきました。

それぞれのキャラクターの愛称は、遠野市内の小学生から広く募集し、380を超える案の中から選ばれました。愛称をつけてくれた9人の小学生には市長から表彰状が手渡され、キャラクターパネルの前で全員揃って記念撮影も行われました。

かっぷー、ざわっこ、のきのきなど、どれも響きがかわいくて、つい呼びたくなるようなネーミングですね!愛称をつけてくれた皆さん、本当にありがとうございました。

実は、こども本の森 遠野のキャラクターたちはぬいぐるみとなって、館内にも潜んでいます。来館の際にはぜひ探してみてくださいね。

表彰のあとは、釜石・大槌・遠野の小学生21名がこども本の森 遠野ができた喜びとともに、安藤忠雄さんへの感謝のメッセージを読み上げました。一人ひとりから「本をたくさん読んで知識をつけたい」「人の役に立てるようになりたい」「将来は〇〇になりたい」といった夢と希望についても発表がありました。

第2部 施設見学/郷土芸能「一日市南部ばやし」

子どもたちが主役の第1部が終了し、ようやくお待ちかねの施設見学!

全方位を本に囲まれた壮観な眺めに、子どもも大人もうっとり。

子どもたちはさっそくお目当ての本を見つけて、楽しそうに読みふけっていました。

館内には、ことばの彫刻や、本棚に埋め込まれたイスなど、本の世界をあらゆる方向から楽しめる仕掛けがたくさんちりばめられており、付き添いのつもりできた大人も、つい子どもに戻った気分になって本を楽しむことができます。

会場に集まったお客さんが続々と入館し施設見学をしているころ、屋外では一日市南部ばやしが始まり、軽妙な鼓、太鼓、笛の音に合わせて、色鮮やかな着物をまとった舞手が美しい舞を披露していました。

一日市通りと穀町通りで開かれていた関連イベントも盛況で、オープニングセレモニーに来たお客さんがそのままイベント会場に寄って、お買い物やワークショップに参加する姿が見られました。

新型コロナウイルス感染症の影響もあって、昨年からひっそりとしていた一日市通り。通りがこれほど賑わったのはひさしぶりのことかもしれません。

人通りもさることながら、施設内で嬉々としてはしゃぐ子どもたちの姿に、スタッフとしてこども本の森 遠野に関わってきたみんながとても晴れがましい気持ちだったはずです。

連日のニュースや広報のおかげもあって、午後から始まった一般公開も初日は満員のようでした。

これからもっともっとお客さんが増えて、それぞれが思い思いの過ごし方で楽しめる文化施設になっていくといいなと思います。

これからこども本の森 遠野では通常開館のほか、本をより楽しめるイベントを随時開催いたします。ホームページや公式SNSでも発信していきますので、ぜひチェックしてください!

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開館時間:9:30-17:30 / 休館日:水曜日

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